あなたは、「あの人、頭キレてるねえー」と周りに言われるような”デキる人”になりたいですか?
会議や、何かしら人が集まるとき、まずはあの人の意見を聞こうと思われるような。
僕は常にそんなふうになりたいと思っています。考え方も、メンタルでも、人の輪に入ったときに頼られるようなレベルにまで高めていきたい。
どの分野でも、デキる人というのは考え方が他の人とは異なっています。
…ということは、デキる人の考え方を真似することができれば、あなたもできる人になれるということです。
そのために使うのが、思考の「フレームワーク」です。
記事の目次
デキる人の視点を一瞬でパクれる?フレームワークとは何か

フレームワーク(framework)という英単語を辞書で調べると、「枠組み」「骨組み」「構造」などという意味が出てきます。
考えてみてください。あなたが新しい何かを考えるとき、まったくの白紙から考えるのと、ある程度の枠組みができていて、それに当てはめて物事を考えていくのと、どっちが簡単でしょうか?当然、枠組みに当てはめて考えていくほうが楽だと思います。
このように、思考のフレームワークとは、自分が何かを考えることを補助してくれる枠組みのことで、その枠組みを作ってきたのは先人の優秀な学者や実践家などです。
フレームワークに当てはめて考えることで、それを見出してきた優秀な人々と同じような物の考え方ができるのです。つまり、フレームワークを使って物事を考えている人と、ただ漠然と物事を考えている人とでは、デキる人・度が大きく異なってくるのです。
すでにあるフレームワークを勉強して色んな枠組みを自分の中に蓄えるもよし。
あるいは、物事を観察しながら自分なりの新しいフレームワークを創り、それを誰かと共有することによって価値を提供することも可能になります。
自分の中に思考のフレームワークを蓄えていこう、…という意識が大事です。
知って、今すぐ使える!代表的なフレームワーク3選

ここでは、今すぐ使える代表的なフレームワークを3つ紹介します。
戦略を立てるのに必須!PDCAサイクル
最近、ネットで面白おかしく「PDCAサイクルを回しまくっていけ!」などというネタをよく聞くので、もはやお馴染みかもしれませんが、シンプルかつ重要なフレームワークだと思います。
計画を立て(Plan)、
実行し(Do)、
検証して(Check)、
改善する(Action)
…というのがPDCAサイクルですが、このPDCAを回していくことによって、より洗練された戦略を立てることができるようになります。
自分の目標達成のための計画を立てるときにも使えますし、あるいは1日ごとにPDCAサイクルを回していけば、毎日の質はおのずと高まっていくでしょう。
時間管理の達人になる!重要度と緊急度のマトリックス
これは、自己啓発の名著「7つの習慣」で提唱されていた概念です。
時間の使い方を、
・重要度が高く、緊急性も高いもの(第1領域)
・重要性が高く、緊急性は低いもの(第2領域)
・重要性が低く、緊急性は高いもの(第3領域)
・重要性が低く、緊急性も低いもの(第4領域)
…に分けて考えます。
多くの人は、第1領域と第3領域、つまり緊急性の高いものに追われて人生を過ごしています。そのストレスを解消するために、第4領域にも時間を使い始めます。
しかし、本当に生活の質を高めるためには第2領域に時間を使うべきです。緊急性はないが、重要性が高いものにあらかじめ時間を使っておくことで、未来において緊急性が高まってくるであろう問題に対してあらかじめ対処しておくことができるからですね。
こういったものもフレームワークの一つといえます。
ビジネスの全体像を素早く把握!購買サイクル
購入サイクルとは、コンテンツマーケティングの分野における概念で、お客が自分を知ってからリピート客になるまでの段階的なステップについてのフレームワークです。
まずは自分のことを知ってもらうこと(認知)から始まり、
次に、自分や自分のサービスについてもっと知りたいという興味を持ちます。
興味を持った人は、自身のサービスや商品の購入を検討する段階に入り、
そして実際にその中から商品を購入する人も現れます。
新規顧客の中には、継続して自分の商品を購入される方もいるでしょう。
継続されたお客様は、いずれファンとなり自身のサービスを応援し始めます。
これが購入サイクルの6ステップと言われています。
そして、それぞれの段階に対して、適したメディアや磨くべきスキルがあるわけですが、とりあえずこの購入サイクルというフレームワークを知っておくことによって、いつでも自社や他社のビジネスの全体像を把握し、研究することができるというわけです。
フレームワークを使って学習効果を高める

フレームワークのいいところは、それを図形化できることです。
視覚的に分かりやすい形として、いつでも手元に保存できる。
文字通り、枠組みとして可視化できるわけす。
逆にいえば、あなたが何かを学習するとき、例えば本や記事などの内容をなるべく分かりやすい形で図形化することを意識することによって、その学習コンテンツの中からフレームワークを抽出できるということです。
このように、本やネット記事などで何かを学ぶとき、「フレームワークの抽出」を意識することによって、学習効果を著しく高めることになりますし、アウトプットに使える形で自分の中に蓄えることができるということです。
「フレームワークを蓄えて、使う」ということを意識することで、今日からあなたも”デキる人”になれます。
まとめると…
・フレームワークとは、思考を補助する枠組みのことである。
・すでにあるフレームワークに当てはめて物事を考えることによって、デキる人の視点をパクれる。
・フレームワークの抽出を意識することで、学習効果が高まる。
・自分の中に、どんどん色んなフレームワークを蓄えていこう。
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