人はそう簡単には素直になれない生き物である

相手にとって、「こうすればいい」というアドバイスをしたら、
なぜは激しく反発されたことってありませんか?
僕はあります。

反対に、誰かが「これはまさに」っていう、
自分の痛いところを突いていればいるほど、
「お前にそんなこと言われたくねーよ!」という感情が
フツフツと自分の中に湧いてきます。

素直に学べば、人生は変わる。
…という言葉をよく聞きますよね。
だけど、そう簡単に割り切れないのも人間じゃないでしょうか?

人は心の奥底では「変わりたくない」と思っている

なぜ、核心をついている誰かの助言ほど、
反発したくなってしまうのかというと、

人はどれだけ表面的な意識で「変わりたい」と思っていたとしても、
心の奥底にある潜在意識が変化を恐れているからです。

これを”現状維持メカニズム“と読んだりしますが、
潜在意識の世界では、急激な変化によって自分が崩れてしまわないように、
常に今の自分を維持しようとするメカニズムが働いています。

行動経済学の研究では、「理屈よりも感情が先」で、
理屈は後付けである」ということが分かってきていますが、

まず心の奥底にある「変わりたくない」という潜在意識の方向性が、
誰かの助言に反発したくなる理由を無理やりにでも見つけてしまうわけです。

人の助言や学びに素直になれないというのは、
このように根が深い問題なのです。

「素直に学べば人生は変わるのに」なんて簡単に言うな

twitterで、暑苦しくもデカい顔をして、
人生論を語ってるような輩には、
「素直に学べば人生は変わるのに」っていう
当たり前のことをさぞスゴいことのように語っている方々がいますが、
そんなに簡単なことじゃないわけです。

素直になれないというのは、心の奥底からの衝動だからです。

そんな熱い系の彼らだって、ちょっと自分の意見に反論を食らったら、
「これだから古いタイプの人間は●×▽◇…」
とかいって、時代性の話にすり替えたりしてつべこべいっていますが、

それだってまさに潜在意識の反発ではないですか。
つまり、彼らがいうところの「素直になれない」人間と、
まさに同じメカニズムに振り回されちゃっているわけです。

素直になれ!」なんて簡単に、
上から目線で人にかけるべき言葉じゃないんですよ。

どうすれば変化を恐れる気持ちをなだめられるか?

軽はずみな助言が、
より「変化したくない」という潜在意識の衝動を強めて、
相手の反発を生み出してしまう…というメカニズムについて、
これまで書いてきました。

そう簡単に、人は素直に相手のアドバイスを聞けないということです。

それならば、
どうすれば変化を恐れる気持ちを和らげることができるのか、ですが、

それにはまず、相手を理解してあげることです。
相手が、相手であることによって、
今まで苦労してきたことや、これから変わっていくことに対するハードル、
それらを理解した上で共感してあげることです。
そのクッションがあって初めて、
「じゃあどうすればいいの?」と
助言を聞き入れるだけの余裕が相手に生まれてくるのです。

どんな人だって、今の自分であることによって、
苦労してきたことや耐えてきたこと、頑張ってきたことなど、
色々なバックグラウンドがあるわけです。

どれだけそれが他人から見て非効率だったり、
意味のない葛藤だったとしても、
本人にとっては人生でずっと抱えてきたものなんです。

軽はずみの助言で、「それを捨てなよ」って言われたって、
素直になれるはずないですよ。そんなの。

「この人は、自分の今までの気持ちを理解してくれている。
だったら、この人の話を少しは聞き入れてみよう。」
…となって、初めてここで助言ができるわけです。

知識とかノウハウを知らないことが、その人を変えないわけじゃない。
ただ、自分のことを理解してほしいのに、
周りには「だからダメなんだ」「こうしろ」という人ばかり。
今のネットは本当にこういう状態だと思います。

だからツラい思いをしているんです。多くの人が。
それでも無神経な人々が、いつまでもネットに、
誰のためにもならない正論みたいなものをばらまいているんですが。

彼らは、「新しい知識を持っている、新時代の人」だと自分を思っているようですが、
僕から言わせれば現代の膿のような存在だと思いますね。

他人のどうでもいい助言に惑わされないでください。
自分を理解して、自分と一緒に先を歩んでくれるような人の意見だけが、
僕らを前に進めてくれます。
できれば、そのパートナーが自分自身であることが、一番いいんですけどね。

まとめると…

・人を変化に導くためには、ただ正論を言うだけではダメ。
まずは自分が相手のことを理解して、その上で共感してあげる。
その土台が整ってはじめて、解決策や助言に意味が生まれる。

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